2010/02/18

第6回 ホワイトバランス その1

光学の世界には、色の補正をする目安としてホワイトバランスというのがあります。
これには、色々な方法があります。 まずは、色温度。

色温度は、皆さんもどこかで聞いた事があると思います。
色は、モノを温めて熱が発生して(電流により電子を振動させ)電子が振動して共振するとある波長の色が出て、人間の目のフィルターを介して脳で表現されます。
ということで、光の色は、モノを暖めたり冷やしたりした時の色で表現できます。これが、色温度です。焼き石をイメージしてください。

K(ケルビン)という値で、数千~1万数千Kまでが目で見える温度です。
ちなみに、太陽の色は、6500Kです。 白色蛍光灯など買いに行くと、色温度が書かれているのはこれのことです。6500Kだと暖色です。10,000Kを超えると青っぽい色になります。携帯電話などについているLEDはこの温度で、青色です。 実は携帯電話のLEDは、青色と黄色の補色の関係で擬似白色を再現しているので、赤色が弱く、青っぽい色なのです。 なので、黄色人種を写すと肌の色が白っぽくなるのです。

この世界は、太陽の光(波長)により、色が放たれており、これを完全に再現できる人工の色や光は今のところありません。 ですので、目で捉えた本当の色と写真の色は残念ながら差があります。

ちなみに、物体を熱した時の発光の軌跡を表したものを、黒体放射軌跡と言います。

続く。。。。

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